去る26日に京都の老舗中華料理店・東華菜館で行われた「【有頂天家族の日】特別ディナートークショー」に行ってきた。「有頂天家族」は大ファンである森見登美彦先生が書かれた作品の一つ。狸と人間と天狗が、京都を舞台に騒動を巻き起こすドタバタ劇である。アニメ化もされている。12月26日は作中でも重要な日であり、一般社団法人日本記念日協会にも「有頂天家族の日」として正式に登録されている。
そんな記念すべき日に、作中にも出てきた東華菜館でイベントが開催されるなんて行くしかあるまい。それなりのお値段ではあったが、雀の涙ほどの冬の寸志をぶっこんだ。
イベントは2時間で、前半1時間は食事タイム、後半1時間が森見先生、アニメ制作会社の社長、担当編集者の3名が登壇してのトークショーだった。1人参加で不安だったが、見たところ8割ほどがぼっち参戦。私があてがわれたテーブルも親子が一組いるだけで、あとはみんな1人。良かった。
もちろん初対面の人ばかりだったが、みんなとても親切な方で楽しい時間が過ごせた。特に記憶に残っているのが隣に座った女性。はきはきとした美人だったのだがとんでもなく飲む。スピードも量も桁違い。でも一切酔わない。あれは見ていて気持ちが良かった。森見先生の作品に出てくる登場人物のよう。
素晴らしいお土産までもらって、年末に素晴らしい時を過ごせた。楽しいお話が聞けたし、貴重なものも見られた。来年もいろんなイベントに参加出来たら良い。そして新作が読めればこれ以上はない。
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