高校卒業と同時に地元を離れたこともあり、同窓会というものに一度も行ったことがない。なんなら高校までの友人関係は完全にリセットされているため、開催されているのかどうかさえ不明だ。
そのため同窓会で久しぶりに会ったあの子が垢抜けていた、憧れのあの人が見る影もなくなっていた、なんて話も私にとっては想像してみる他はない。ただ先日、同窓会に参加した気持ちが少しばかりわかる出来事があった。
たまたま水曜日が休みだったため、「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」を見に行ってきた。SNSで今まで忍たまの話なんて全くしてなかった人たちが、こぞって絶賛していたので気になっていた。
私も年季の入ったオタクだから、アラフォーが迫ってきた現在でもアニメも漫画もたくさん見る。ただし、忍たま乱太郎にいたってはさすがに小学生の時見て以来である。詳しくない人でも楽しく見れるという情報を信じて映画館へ足を運んだのだった。
率直に言ってとても面白かった。忍たまをずーっと好きな人はもちろん刺さるポイントがいくつもあったのだろうし、私のような子どものときに見て以来の人も楽しめた。そしてなによりも
懐かしい!!
(アニメだから当たり前だが)子どもの頃と変わらぬ姿でそこにある。そしてその姿や声に触れたとたん記憶がどんどん蘇ってくる。忍たまについての記憶もそうだし、そこに紐づいた私が小学生だった時の記憶も。
実際同窓会行くとこんな気分になるんだろうな。姿かたちが変わっていても、同じ時期を過ごした人達に会うとそこに連なった思い出があふれ出してくる。今後も同窓会には行かないし、行きたいわけでもないのだけれど似たような経験ができたのは良かったかな。
そして映画は本当にオススメ。1本の映画としての完成度も高いし、忍たまの映画としてのファンサービスもたくさん。時間も短く子どもに配慮した演出にもなってるから家族でも楽しめるはず。私は出てくるキャラクターの半分くらいは名前がわからなかった(そして見終わった今もよくわかってない)けど、それが気にならないくらい良い作品だった。懐かしさに浸って作品そのものをちゃんと見れなかったのでもう1回くらい見に行きたい。
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