どっちも本音だから難しい

絵日記

もういくつ寝るとバルセロナなので、今の私は寝ても覚めてもスペインのことばかり考えている。サグラダ・ファミリア、パエリア、カンプ・ノウ……

一番の目的はガウディの建築物なのだけれど、それと同じくらい楽しみにしているのがスペイン料理。タパスをつまみにバルで一杯はマスト。チュロスも食べたいし、パエリアも食べたい。ただパエリアは一人分で出してくれる店がほとんどないらしく、どうしようか思案中。

YouTubeやSNSでおすすめの店をチェックする毎日なのだが、ある日ふと思った。私は何しにバルセロナに行くのだろうか、と。

確かにガウディ建築を見に行くのが最大の目的だ。でもそれだけじゃない。スペインは初めて訪問する国である。耳に入ってくる言葉、目に入る風景、匂い、そのすべてが日本とはまるっきり違っているはず。もしかしたら似たところもあるのかもしれない。それらを自分の五感で確かめて、自分の感想を抱きたいのだ。

それなのに他人の評価が高い店に行くことに意味はあるのだろうか。これでは誰かが辿った道を同じようにトレースしているにすぎないのではないか。ふらりと入った店で冷たくされたり、出てきた料理が口に合わなかったとしても、それを含めて「旅」なのではないか。

そう思う一方で、「失敗したくない」自分がいるのも事実。だって旅費だけで25万円くらいかかっていて、そこにスーツケース含めた荷物一式と施設のチケット代、向こうで使う予定の金額を含めたら50万円は超える試算なのだ。おいそれと払えない。今生において最初で最後のバルセロナになる可能性だってある。マイナスの思い出なんてひとつも作りたくない。

どちらも嘘偽りない気持ちだけに定まらない。今日はこっちへ明日はそっちへ。

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