逆に見たいまである

絵日記

子どもの頃「あばら骨」を「あら骨」と勘違いしていて母親に大笑いされたことがある。あと昔ZONEの「secret base~君がくれたもの~」が流行ったときに「シークレットギター」と間違えてた同級生がいた。楽器のベースじゃないんよ。

この手の間違いは記憶にくっきりと跡を残す。シークレットギターの同級生は顔も名前も朧気だけど、この間違いで笑いあったことだけははっきりと覚えている。そして今回また忘れられそうにない勘違いを耳にしてしまった。

たった1館からの上映スタートながら口コミで火がつき、ついには先日の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した「侍タイムスリッパ―」。上司と世間話をしているときに話題にのぼったのだが、こともあろうか上司はとんでもない言い間違いをしてしまった。

「侍タイムスリッパー」と――

幕末の藩士が現代の京都にタイムスリップしてストリッパーとして名を挙げていく物語ですかね。B級どころかC級映画感満載。場末のピンク映画館でやってそうだな。ちょっと見たい。

「侍タイムスリッパ―」の方は私も見た。あちこちから「時代劇好きなんだろうな」という思いが感じられた。子どもの頃、今はもう他界したおばあちゃんと暴れん坊将軍とか遠山の金さんを見てた記憶が蘇ってきて、懐かしいやらしんみりしてしまうやら。手に汗握るハラハラ感もあって面白かった。あとは京都に住んでるから見知った場所が出て来てちょっと役得。

しばらくはこのネタで上司をイジろうと思う。

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