
話題の「国宝」をようやく見に行った。色んな人が絶賛していたのでずっと気にはなっていたのだが、中々行く決心がつかなかったのはトイレが心配だったからだ。
すでに見に行った職場の先輩のアドバイスに従い、上映前にからっぽにしつつ見ている間も水分補給は我慢。その甲斐もあり終盤に「帰る前にトイレ寄ろう」とふんわり頭に浮かぶレベルで済んだ。中座する人がちらほらいたが、あれ絶対トイレだよな。
トイレ問題をクリアして意気揚々と映画を見ていた私が、まさかの伏兵に刺されたのはもうすぐクライマックスか、という時だった。
鳴ったのだ、お腹が。盛大に。
しかもBGMもセリフもないめちゃくちゃ静かなシーンで!かなりお客さん入ってたし、近くに人には絶対聞こえたよな。本当に恥ずかしい。
でもその後私以外でも鳴らしていた人がちらほらいたのでちょっと安心。そりゃ3時間もあればトイレ行きたくもなるしお腹も鳴るよ。普通普通。
肝心の映画は本当に良かった。3時間があっという間。あれは大きいスクリーンで見た方が絶対に良い。普段ドラマも邦画もあまり見ないから、横浜流星さんも吉沢亮さんもあんなに良い俳優だなんて思いもしなかった。吉沢亮さんは実写の銀魂とか東リベのイメージだったから衝撃が大きい。こんな重厚な役をやりつつ童貞の血を求める吸血鬼の役もやってるんでしょ?大丈夫?ふり幅大きすぎて飛んでいかない?
周りを固める役者陣も全員よかったな。特に印象に残ったのが田中泯さん。語彙力なくて凄いしか出てこないが、あの人が映画のレベルを2つ3つと上げてたと思う。ゲスト出演の本物の人間国宝ですと言われても信じるレベル。渡辺謙さんは年老いた晩年の演技が素晴らしかった。女性陣もみんな良い。寺島しのぶさんや高畑充希さんは語るまでもなく、個人的には森七菜さんが好き。なーんにも知らない頭よわよわなお嬢ちゃんから、後には引けないと覚悟決めた女性になっていく姿が格好良くて切なくて、もっと掘り下げてほしかったくらい。ただ個人的にお気に入りなのは三浦貴大さんが演じてた興行会社の社員。なんだかんだでずっと見捨てずにいてくれたもんね、吉沢亮さん演じる喜久雄に。
公開終わるまでにもう1回みたい。今度はトイレはもちろんお腹ならないように対策を取って。
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