シュレディンガーの猫ならぬ

今の部屋に引っ越して約8年。その間一度も掃除していない魔窟、もといクローゼットを掃除する決意をした。

この魔窟の中ではどんな不快生物が繁殖していてもおかしくない。そのため、まずはアー●レッドでそいつらに天に昇っていただくことにした。

薬剤を散布してから一時間放置する必要があるため、近くのカフェで待機することに。今頃安らかな眠りについているのかと考えてたら、ふととんでもない光景が浮かび上がってきた。

いくらメーカーが英知を結集させて作った薬品でも、散布した瞬間に空間内の生物が死滅するようなことはないだろう。え？これもしかして逃げ惑ったやつらが見えるところで息絶えてる可能性ある？ドア開けた瞬間ご対面する可能性ある？

掃除してるときに奥からぽろっと出てくる覚悟はしてたけど、さすがに部屋の中でひっくり返ってる姿は想像してなかった。ドキドキしながらドアを開けると……

セーーーーーフ!!!いない!!!

ちゃんと空気を読んで人目につかないところで昇天してくれた模様。これで第一段階はクリア。

お恥ずかしながらこれが我が魔窟です。これを年内に綺麗にすることが目標。できるかな～

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