

先日小笠原諸島に旅行に行ってきたという知人からビニールサンダルをもらった。元々は漁業関係者が愛用していたサンダルで、今ではそれ以外の島民や観光客にも人気とのこと。「漁業従事者用サンダル」を略して「ギョサン」と呼ばれているらしい。
鼻緒がついているタイプが一般的らしいが、歩いても痛くならないようにとスリッパタイプのものをくれた。なんて優しいんだ。
おいそれとは行けない小笠原で買ってきてくれたサンダル。ゴミ出し用として使うにはもったいなさすぎる。かと言って町中で履くようなものでもない。本当なら海で使いたいのだが、如何せん京都市から海は遠い。
色々考えた結果、鴨川へ連れていくことにした。賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタのあたりなら、水遊びしている子供たちを見かけるので、足をつけるくらい大丈夫だろう。ただ大の大人が川に入ってぼんやりしていたら勘違いされそうなので、人目につきにくい早朝に決行。
どきどきしながら足をつけた早朝の鴨川の水は冷たくて大変気持ちいい。思っていたより流れは力強い。さぁギョサン、小笠原から遠く離れたここ京都の水はどうだい?海水とはまた違った味わいだろう?

これから一緒に色んな水辺に行こう。海だけじゃなく川も湖もある。そしていつか故郷・小笠原の海に凱旋させてあげる。その時までよろしく、ギョサン。
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