職場の先輩がお土産として「ひよ子」を買ってきてくれました。食べることはおろか目にするのも久しぶりすぎて、一種の感動を覚えたくらいです。
おやつに大事に食べて、社会人らしく先輩にきちんとお礼と感想を述べたところ、「絵面を想像するとめっちゃ怖いな……」と。
確かにあの黄色い綿毛のような愛らしい「ひよこ」で想像すると、そんなん食べて笑顔で「おいしかったです!」なんてのたまう私はモンスターですよ。想像した自分の姿に引きました。
私が子どもの頃は「東京土産=ひよ子」のイメージでした。時々出張に行く父親が、毎回お土産で買ってきてくれたものです。ひよ子が船に乗って遊覧して、最後にナレーションで「ひよこ」って入るCMをやってた記憶があるんですが。
それがいつしか「東京土産=東京ばな奈」に代わり(東京ばな奈も好きです)、現在は様々な工夫を凝らした商品が覇を競う戦国時代へ。今、東京土産のド定番って何になるのかな。あ、私は「ごまたまご」も好きです。
久しぶりに食べたひよ子は、ホロホロと崩れる控えめな甘さの白あんが記憶の中にあるものと同じ。ずっと変わらずにいてくれて嬉しい。
一方で販売元のサイトを見てみたら、今は昔ながらのひよ子の他にチョコレートの入った「ショコラひよ子」なるものも売っているらしい。いつから⁉あとは期間限定で「紅茶ひよ子」や「メープルひよ子」(これは気になる)、「お芋ひよ子」などなど。時代にあわせて進化してるんだな。
あとひよ子って実は福岡生まれ、と知ったときは衝撃でした。1964年の東京オリンピックをきっかけに東京に進出し、結果東京の方が有名になってしまった、とのいきさつらしい。双方の販売元サイトのトップページに、お互いの会社へのリンクバナーも設置してあるので、仲が悪いというわけではなさそう?ちなみに今回お土産としてもらったのは福岡の方です。
どうしても新しいもの、珍しいものに目が向きがちなんだけど、たまにはこういう変わらないものを手に取ってみるのもいいことなのかもしれないな。
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