異国の味だけど異国じゃなかった

百貨店で開催される物産展が大好きで足しげく通ってしまう。大体同じようなエリアの企画ばかりでも。北海道展なんて年に何回やってるんだろうな。ラインナップだってそこまで大きく変わらないとわかっていても覗きに行ってしまう。そして結局見るだけと決めていた固い決意はどろどろに溶けておいしいものに早変わり。姿を変えて一緒に家に帰ることになる。

実は9月末に京都高島屋ではメキシコ展が行われていた。海外の物産展ってほとんどヨーロッパ、たまにハワイがあるくらいだから珍しい。これは見たことないものに出会えるかもと向かったところ、案の定見つけてしまったのである。

食用サボテンを。

サボテンって食べれるのか。一瞬大事に大事に育てている観葉植物が頭をよぎったが、そんなこと言ったらキャベツも小松菜も、葉物野菜は軒並み食べられないじゃん、と思い直して買ってみた。うちわの半分ぐらいのサイズで300円ぐらい。サボテンなんてこの機を逃したらもう食べる機会はないかもしれないし。不味くても話のネタにはなる。

店員さん曰くサボテン自体の味はたんぱくだから濃い調味料と合わせるとわからなくなる。オクラのような粘り気もあるから納豆と一緒に食べてもおいしいとのこと。これでいこう。下処理は住んでる状態だから軽く洗って粗みじん切りに。炊き立てのごはんに納豆、そしてちょっと贅沢に卵と鰹節も追加。

食感は軽く茹でたオクラに近い。生だからか青物野菜特有の草っぽさを感じるけど、火をいれたら気にならなくなりそう。粘り気は控えめ。確かにあっさりしているからどんなレシピに加えても合いそう。

本場メキシコでは茹でてサラダにしたり塩漬けをタコスの具として食べるらしい。まさかこんな遠い地で納豆と卵と一緒に食べられるなんて夢にも思わなかっただろうな。

とか考えていたらこのサボテンはまさかの愛知県春日井市産。まさかの日本育ち。メキシコ、全然関係なくない？

↓通販もできるらしい

食べるサボテン 太陽の葉（国産食用サボテン）

「太陽の葉」は、生でも食べられる国産の食用サボテン。サボテンを特産品としている愛知県春日井市で、徹底したこだわりのもと栽培された美味しくて栄養たっぷりなブランドサボテンです。

taiyonoha.jp

↓ランキング参加しています。