本来の目的を忘れてはならない

子どものころからずっと京都に住みたいと考えていたのだけれど、進学先のこともあり最初に住んだのは大阪だった。当時バイト先の人に住むなら高槻が良い、大阪と京都の間だからどちらにも行きやすいし家賃も比較的安いとおすすめされた。ただ今考えるとその意見に乗らなくて本当によかったと思ってる。私が今高槻に住んでいたら京都にも大阪にも出向くことはなかっただろう。高槻だけですべてをまかなっていたはずだ。そのくらい私にとってわざわざ電車代を払って県境を越えることは稀なのである。

そんな私に神が気まぐれな微笑みを向けてくれた。会社から研修に行ってくるよう指示があったのだ。場所は大阪。直行直帰で良いと言ってくれたし翌日を休みにしてくれたのでたらふく飲んで帰っても問題なし。研修会場周辺のお店に詳しい先輩もいるから色々聞いて情報収集しておこう。

もちろん仕事なのは理解している。ただ座学でずっと話聞いてるだけだし、後に楽しみでもないと苦行に耐えられない。交通費持ちで大阪まで出られるの本当に楽しみ。

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