もしかして人とはちょっと違うのかも

知り合いにマック以外は1人で入れないという人がいる。スタバや吉野家のようなチェーン店も無理だし、個人経営の飲食店なんて恐ろしくて卒倒するらしい。

私はもちろん大抵の店なら1人で入れる。1人で外食するのは楽しい。割り勘だから同じぐらいの金額のメニューにしておいた方がいいな、とかこれ注文したら相手を待たせるな、とか考えなくて済むから。自分が食べたいものを好きなように食べる、これが何より幸せである。

ただ快適に過ごすには店選びは重要だ。まず注意しなければならないのはテーブル席。最低でも1席分は余分に使わせてもらってる分、お店の混雑状況には目を配っていなければならない。4人掛けのテーブル席に通された日には食事を楽しむ気分ではなくなる。混雑状況もそうだが、他のお客さんの視線が痛い気がするのだ。なんで1人で4人席使ってんの？え？1人？寂しい……みたいな。被害妄想なのは重々承知している。

自分で席を選べるならカウンター席の端っこがいい。目の前が壁に面しているならなお良し。すっぽりと包まれているような安心感があるから。

でも他の人はこんな風に思っていないのかもしれない。先日初めて訪れたお店でそんな思いがよぎった。私はいつものクセで壁が目の前に来る方の席に座ってしまったのだけれど、メニュー表の向きから察するに店員さんは壁を背にして座るはずと思っていたようだ。メニューをその向きに置くってことは、ほとんどのお客さんが壁を背中に座っているんだろう。

気にならないものなんだろうか。前方では他のお客さんが食べたり談笑しているわけだから。何かの拍子に目が合ったら気まずいし、おちおち顔を上げることもできないではないか。お1人さまは他のお客さんの様子を穏やかな眼差しで眺めながら食事するものなんだろうか。みんなその眼差しを受け止めつつ過ごしているのだろうか。

本当のところどうなのか誰か教えてほしい。

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