エモはタダにしてならず

絵日記

修学旅行生の姿が増えてきたな、と感じるとき、何よりも秋の訪れを実感する。これから紅葉シーズンまではあちこちで目にすることになる。

先日目撃した高校生と思われるグループの女の子は、写ルンですを手にしていた。懐かしい。私も高校の修学旅行は京都だったが、途中の売店で写ルンですを買った記憶がある。あれから二十年近く、当時とは何もかもが変わってしまっているのに、同じようなことしてるなんて。

というか写ルンですって今でも売ってるんだ。そういえば加工できないのが逆に良いと、若い人に人気だと聞いたことあるような無いような。今の高校生は物心ついた時にはスマホがあって、不要なものはワンタッチで消せてより美しく修正できるのが当たり前なのだろう。ならばインスタントカメラの不便さが逆に面白く、「エモ」を感じるのかもしれない。

ただ偶然売り場を覗いたら、写ルンですの店頭価格は3,000円を超えていた。高くない?いつからこんな値段になったの?高校生の私がカメラの容量足りないから、と売店で簡単に買うぐらいだから、当時もっとお手頃価格だったはず。

30枚ぐらいしか取れなくて修正は不可、お値段もここまでだとおいそれとは撮れない。でもそこまでしても思い出を素敵な形で残したいんだろうな。私が高校生の時に撮影した写真は、おそらくすでにチリとなっているだろうけど、あの子たちは少しでも長く持っていてくれるといい。

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