名前には意味があるともいうけれど

おいしい日記

モンブランをあまりにも愛しすぎていて、名前を見るとすかさず反応してしまう。これもそのうちの1つ。あんこも大好きなので、大好きなモンブランとこれまた大好きなあんこが組み合わさるなんて、好きが天元突破してる。ただ購入してからふと疑問に思ったんですよね。

……これ、モンブランじゃなくない?

モンブランの名前はイタリアとフランスの間に跨る名峰が由来。円錐形も山の斜面を表現しているからこそ。(色々調べたら雪を表現するために生クリームをのせることも大事らしい)

栗を使っているかどうかはモンブランを構成する要素の1つでしかない。むしろあの形がモンブランをモンブラン足らしめているわけだ。栗使ってるからって安易に「モンブラン」なんて名乗ってるんじゃない!

……と思う気持ちもありつつ、なんだかんだで好きです。こういう雑なネーミング。

多分マーケティングの側面が大きいと思うんですよ。「洋風くりどら」とか名付けるよりは、「モンブラン」って謳った方がオシャレな雰囲気出るし。そっちの方が手に取ってくれる人多そうだし。現に私も購入しているので。

マリトッツォが流行った時もメロンパンにクリーム挟んだり、もはやパンですらなくお米使ったり。アレンジを効かせすぎて、元々の成り立ちや構成をガン無視しているものが個人的にはツボです。

このモンブランどらも味は良かったです。モンブランクリームは甘いだけじゃなくて渋みのようなものも感じられて、あんこと合わさってもくどくない。どら焼きの癒し系な雰囲気は残しつつ、ちょっとオシャレにアップデートしている印象。モンブランっぽさはありませんが。

この秋はこんな「名ばかりモンブラン」にどれだけ巡り合えるかも楽しみになってきた。

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