京の和菓子：くまのきもち(二条若狭屋)

明日はホワイトデー。色んなお店がお返し用の品々を提案していてちょっとびっくり。この光景って見慣れたものだっけ？

数週間にわたって大々的に展開されるバレンタインは、日本の冬の風物詩といっても過言ではないはず。でもホワイトデーはもっとこじんまりしてたような。こんな店内ポップでアピールされてたり、限定商品が出るようなイベントにいつからなったんだ？去年がどうだったか覚えてない……

ただ私は「限定」という言葉にはすこぶる弱い人間で、その時しか食べられないものがあるのはとても楽しい。バレンタインにチョコレートを買った過去の私に感謝を込めて、ホワイトデーのお菓子を買いました。もちろん食べるのは私。

購入したのは「くまのきもち」。製造・販売は「二条若狭屋」。

先月京都高島屋で行われていた”いちご”のイベント。色んな店舗が大分県産のいちご「ベリーツ」を使用したメニューを販売していました。その時食べた練り切りがすごく美味しくて、今私の中では和菓子ブーム。

↓その時食べた練り切りの感想はこちら

「二条若狭屋」は明治時代から京都で和菓子屋を営む老舗。練り切り以外にも葛湯や干菓子、お饅頭なんかも販売。かき氷を食べられる喫茶が併設している店舗もあり(現在はコロナで休止中)。

ぱっとみの見た目は練り切りだけどおまんじゅう。原材料に「薯蕷(＝山芋)」とあったので、薯蕷まんじゅうですね。山芋特有のもちもちだけどしっとりした生地がおいしい。中はこしあんがぎっしり。甘さ控えめでペロリといける。

味はもちろんおいしいけど、なにより見た目が可愛い。ゆるキャラっぽいというか、絶妙な力の抜け具合。ちなみに目はゴマで口は焼き印、持っているハートは求肥。

これお返しでもらったら「ふふっ」て笑い声でそう。この見た目だと男性が買うとしたら勇気のいることなのかな。奥さんとか彼女とか、良い仲の人用かな、ハートだし。これお返しに買ってくる人は良い人のイメージ。

私個人にとってホワイトデーはただの平日なので、こういう可愛いのをちょっと恥ずかしそうに買ってお返ししている人がいるのかなーと想像する1日にします。

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