いちごがいっぱい⑩:いちご大福いろいろ2

おいしい日記

色々食べ歩いたいちご大福の忘備録、その2です。

仁々木 王様いちごの福

「祇園 仁々木(ににぎ)」は本店を京都祇園に構える和菓子店。どらやきや最中といったオーソドックスな和菓子を、現代人の口にあうように工夫して提供している。プリンなんかも取り扱っているらしい。

本店以外に京都市内や関東の百貨店内、羽田空港にも店舗がある。オンラインショップもあります。

この仁々木がフルーツ大福専門ブランドとして立ち上げたのが「菓実の福」。いちご大福2種を含めた5種類の通年商品の他に、季節ごとの果物を包んだフルーツ大福を販売。祇園本店はまん防の間は休業しているので大丸京都店で購入。

今回は通年商品の「王様いちごの福」と、期間限定商品の「いちごの福(いちご餡)」をチョイス。

「王様いちごの福」はいちごをホイップクリームと白あんでつつんだ一品。中のいちごはあぽろベリー。

あぽろベリーって初めて聞く品種。調べてみると、繊維業や自動車用ブレーキ、化学品など幅広く手掛ける日清紡ホールディングス株式会社が開発したいちご。なんでも完全人工光型植物工場で栽培されているため、気温や天候に左右されることなく安定供給できることが特徴とのこと。

この「王様いちごの福」は通年商品なので、いちごの旬じゃない季節でも販売できるようにというのが大きいんだろうな。時期によっては”あまおう”や”さちのか”も使用しているそう。

求肥が厚めの大福。ホイップ+白あんだから重ためのイメージだったけど、意外とさっぱり。ホイップの甘さを白あんが良い感じで中和している。濃厚だけどくどくはない。これ通年で食べられるの最高。ちなみに通年商品には小豆あんもあり。

仁々木 いちごの福(いちご餡)

「いちごの福(いちご餡)」は期間限定商品。商品名からもわかる通り、あんもいちご味といういちご尽くしの大福。こちらはいちごと言えばの”あまおう”を使用。

いちご餡は甘酸っぱい。甘いのを想像していたのでちょっとびっくり。種も入ってたから、たぶんいちごペーストを混ぜ込んでるのかな。作り物ではない果物のいちご味。あんの甘酸っぱさがいちごの甘味を引き立てていて美味しい。こっちも通年で販売してほしい。

果朋 果福-いちごフロマージュ-

こちらは「果朋(かほう)」というお店のいちご大福。果朋は2020年10月に二条城の近くにオープンした比較的新しいお店。フルーツ大福以外にも練り切りや瓶入りのお団子なんかを取り扱っている。京都の情報誌にも何度も取り上げられているし、結構人気のお店なのではなかろうか。

フルーツ大福は「いちご」「いちごフロマージュ」「キウイ」の3種類ですべて通年商品。今回は 「いちごフロマージュ」 をチョイス。

「いちごフロマージュ」 の特徴は餡にマスカルポーネが使用されていること。食べてみるとマスカルポーネ餡は砂糖をいれて甘くした牛乳っぽい。そういえば以前食べた永楽屋のいちご大福にも餡にクリームチーズが使われてて、ミルク餡と勘違いした記憶が。

↓永楽屋のいちご大福はこちら

マスカルポーネってティラミスに使われているチーズぐらいしか知識がない。いい機会なので調べてみた。マスカルポーネチーズは熟成をさせないフレッシュタイプのチーズ。牛の生乳に熱を加え、クエン酸または酢酸等の酸を加えて固める。これを布などでこし、水分を抜いて作られる。乳脂肪分が80%と高いのが特徴。

同じフレッシュタイプのチーズにはクリームチーズやフロマージュ・ブランがある。マスカルポーネはこれらに比べて酸味が少なく、 乳脂肪が高いためコクがあることも特徴。

こうしてみるとミルク餡と勘違いしたのもあながち間違いではなさそう。 「いちごフロマージュ」は果朋の商品説明にも”濃厚”と付いているぐらいマスカルポーネ由来の味と甘味が強い。でもチーズだからか後味はさっぱりしてるし、甘味がいちごを引き立ててめちゃくちゃおいしい。

これは出会えてよかった。通年商品だからいつでも買えるし!この冬食べた中ではナンバーワンかもしれない。

3月に入ると冬季限定で出しているお店からは消えていきそう。悔いが残らないように食べ歩こう。

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